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新興国通貨で見る投資と経済

新興国通貨と先進国通貨の違い

新興国通貨と先進国通貨の違いは、ひとえに新興国と先進国との違いでもあります。つまり不安定で未熟だが成長の見込みがある新興国と、安定して成熟しているが成長の度合いは低い先進国というわけです。2つの通貨の違いも、基本的にはこれらの特徴にのっとったものになります。たとえば新興国は基本的に市場の規模が小さく、国際的な流通が少ないです。

なぜなら先進国通貨は海外でも多く取引されていますが、新興国通貨は利用も取引もまだまだ少ないのです。国債取引などで利用される国際的な通貨のことをハードカレンシーといいますが、それに含まれる通貨(アメリカドル、日本円、イギリスポンド、スイスフラン)はどれも市場が大きく信頼性が高いのです。

こうした新興国の成長性の理由も、先進国とは違うものとなっています。たとえばブラジルやロシアなどは資源大国であるため、通貨以外にもそうした資源に対する投資が多いです。先進国のなかには日本のように資源が少なく輸入に頼る国も少なくないため、資源が豊富な新興国の人気が高く、契約が多いのです。

中国やインドは人口の多さをうまく利用して経済成長を遂げている国です。一般に先進国は出生率が低い傾向にあり、新興国や途上国は出生率が高いです。さらに通貨の価値の関係で安い賃金で雇うことができ、人件費のわりに高い生産能力があるのです。そのためこのような国には企業が工場などをおき、そうすることでさらに経済が発展するというよい循環があります。

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